ご挨拶

　日頃から当協会が行う各種スポーツ活動に対して皆様方からは深いご理解の下、多大なるご支援とご協力をいただいておりますことに心から感謝と御礼を申し上げます。
　さて、コロナ禍が明けた令和5年5月以降、人の動きが活発になり、当協会が管理する体育施設の利用者が順調に増え、昨年度の利用者数はコロナ禍前の令和元年度を超えるまでに回復しました。また、各種大会も復活し、優秀な成績を修めるアスリートが増えた結果、世界大会での入賞者を輩出するなど、令和6年度の表彰受賞者数が過去最多となり、スポーツ協会としてもうれしい限りであります。
　一方で、少子高齢化の進展や人口減少に伴い、競技人口の減少など子どもたちを取り巻くスポーツ環境が大きく変化してきております。このような中、中学校の部活動については、令和6年末に「上越市地域クラブ活動整備方針」が策定され、「地域クラブ活動ガイドライン」に基づき市に認定された地域クラブの活動が4月から始まったところです。
　しかしながら、活動場所への移動の問題を始め、指導者の確保と指導力のスキルアップ、楽しい部活動と競技力向上の両立、地域クラブの安定運営など、個々の地域クラブや生徒の間でも様々な課題があり、引き続き検討が必要な状況にあります。
　当協会といたしましても、各地域クラブにおいて、何が必要で、何に困っているのかなどの実情をつぶさに把握するとともに、市に伝え検討を要請するなど、部活動の地域展開によってスポーツ離れが進むことがないよう関係団体と連携し、子どもたちが活動しやすい環境整備を訴えて行かなければならないと考えております。
　加盟団体の皆様におかれましても、これまでの実績を踏まえ、更なる取組を進めていただき、スポーツ活動を通じた市民の健康づくりや青少年の健全育成、そして、アスリートの能力向上という共通の願いに向かい、是非ともお力添えをいただきたいと存じます。
　結びに、当協会の活動にご理解をいただいております全ての皆様方の更なるご健勝・ご活躍をご祈念申し上げますとともに、今後も変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう切にお願いいたしまして、ご挨拶といたします。